tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第47号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第47号🚑2023年2月9日👨‍🚒

最近は「PA連携🚒🚑️」が大分定着しつつあります。
しかしながら、まだまだ知らない方々も多いのが現状。
今号は改めて「PA連携🚒🚑️」について、簡単にご説明します☺️
<PA連携とは🚒🚑️>
そもそも「PA」とは何か❓️
「P」は、ポンパー(英語で消防ポンプ車)。
「A」は、アンビュランス(英語で救急車)。
つまり、消防ポンプ車🚒と救急車🚑️が一緒に出場をすることを「PA連携🚒🚑️」と言います。
⚠️英語で「ファイヤーエンジン」や「ファイヤートラック」も消防車という意味です。
<目的>
それでは、何の目的でPA連携で出場をするのか❓️
大まかにいえば、マンパワー(人手)が必要な救急現場。
救急車🚑️には通常3名が乗車して現場で活動をします。
これは救急隊が現場で活動をする最低人数(小中規模の消防本部では消防隊も1車両3名が多い。)で、この3名では活動が困難な場合に消防隊が消防ポンプ車等で現場に出場をして、活動支援をします。
CPA(心肺停止)の際のCPR(心肺蘇生)のための胸骨圧迫(心臓マッサージ)を実施する人員確保や、傷病者が3名では搬送困難な場合の人員確保が主な目的です🚒
<救急支援>
これと同じように、救急車の現場到着に時間がかかる場合は、まずは消防ポンプ車等が先に現場に行って、救急車が到着するまでの間、応急処置をするのが「救急支援」です🚒
救急車🚑️を呼んだのになぜ消防車🚒が来るの❓️
と疑問に思われる方もいらっしゃいます。
中には、
「消防車🚒なんか呼んでない❗帰れ😠」
と怒りだす方もいらっしゃいます。
消防車🚒が来るにはそれなりの理由があることをご理解して頂ければと思います☺️
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<まとめ>
年々、火災発生件数が減少傾向が見られますが、救急要請件数の増加傾向が深刻化となっている昨今において、ポンプ車等の車両を活用して、救急車の負担軽減を目的に運営しているPA連携。
今では全国の消防本部でPA連携を実施しています。
救急車🚑️と消防車🚒を一緒に出場させることにより、緊急走行中の事故防止にもなります。
救急支援を含めたPA連携。
ご理解頂けたでしょうか❓️
コロナ禍も重なり、救急業務はパンク寸前です。
改めて、救急車の適正利用にご協力をお願いいたします。
それではまた「次号」で☺️
バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一