tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り緊急号外5

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒🚨緊急号外5🚨🚑2022年4月5日👨‍🚒

皆さん😑私、すごく怒っています😠静岡市消防本部の救急車🚑が緊急走行🚨で傷病者を病院🏥へ搬送中に後ろからあおられたそうです。あれだけ「あおり運転」が社会問題になってる現代において、こともあろうか緊急走行中の救急車🚑🚨をあおるなんて信じられません😠まあ、確かに救急車の走行速度は非常に遅いです。イライラする気持ちも分からなくもないですが、しかしながら救急車がゆっくり走行するのにはそれ相応の理由があるのです☝️これからその理由をご説明致します😑
<車内では・・・>
皆さんのなかには自らが「傷病者」として、あるいは付き添いの同乗者として救急車に乗られた方もいらつしゃるかと思います。乗車の経験がある方はご存知だと思いますが車内はとにかく揺れます。私自身、腰の激痛で搬送された時に、揺れるたびに悲鳴をあげていました。隊員の方々も「ごめんなさいね😔なるべく揺れないように走行しているのですがどうしても揺れるのです。あともう少し我慢してくださいね😔」とずいぶん気を使って頂きました。ストレッチャー自体には揺れを軽減する仕組みにはなってるのですが、速度の上げ下げやカーブを曲がる際にかかる遠心力で、揺れるのは乗り物の「宿命」ましてや救急車のなかでは大半が横になってる状態なので、少しの揺れでも大きく感じてします。日本には凸凹道は少ないとはいえ、歩道を跨いだり線路🛤️を渡る程度の段差であっても体が浮いてしまうこともあるのです。傷病者の、症状の悪化させないように苦痛を可能な限り軽減させるため、救急車を運転する機関員はアクセルやブレーキ、ハンドル操作に細心の注意を払い、速度を控えめにして慎重に走行せざるを得ないのです☝️
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<海外から見た日本の救急車
>
海外からは「日本の救急車は遅すぎるのではないか❓」という意見を耳にします👂1秒でも早く病院に運ぶためにもっと速く走ったほうがよいという考えもうなずけます。ただ、国土が小さく道端も狭い日本の道路事情では、急いだところで、病院🏥への到着時間はさほど変わりませんし、事故を起こしたり、症状を悪化させるというハイリスクを措かしてまでも急ぐ必要はないと私は思います。日本には「急がば回れ」ということわざがあるように安全で確実に走行をしたほうが結局は早く病院🏥に搬送できるのです。私個人の見解なのですが、ユーチューブで海外の救急車の緊急走行もたまに観るのですが、猛スピードで周りの一般車両を次から次へと追い越し曲がるたびにタイヤをキーキー鳴らしながら走行している(⚠️全部が全部そうではありませんが⚠️)ほうがよっぽど危険でヒヤヒヤします🚑💨💨日本の救急車は走行速度が遅くても安全で安心感があります。
<まとめ>
ドライブレコーダーの普及に伴い。事故の瞬間やあおり運転の一部始終が映像として記録されるようになりました。そのなかには緊急走行中の事故や、消防車🚒や救急車🚑へのあおり行為等の少なからずあり、ユーチューブにアップされたり、ニュース等で度々放映されるようになりました。今回のあおり運転について静岡市消防本部は被害届けは出さないそうですが、あおり運転をなくすためには被害を受けた側もしっかり被害届けを出すべきだと私は思います。消防車🚒の場合は現場に到着するまでが緊急走行ですが、救急車🚑の場合はそこからさらに傷病者を医療機関に搬送するというプラスアルファが加わります。救急車は命を預かるという重い責任を背負っています。遅いからと言ってイライラせずに温かい目で見守ってください。あおるなど「言語道断」☝️次に救急車に乗るのは皆さん自身や大切な方かもしれません。自分の立場に置き換えれば、イライラしないはずです。救急車の走行が遅い理由について改めてご理解頂ければ幸いかと思います。それではまた「次号」で☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一