tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り緊急号外4

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒🚨緊急号外4🚨🚑2022年2月15日👨‍🚒

皆さんは緊急車両のサイレン🔉は「うるさい」と感じますか❓実際問題、夜中に気持ちよく寝てるのに突然のサイレンにびっくりして😲起こされ不快な思いをした方々も大勢いるでょう😖うるさいものはうるさいと感じるのはそれは仕方ないことだと思います。だからと言って「うるさいからサイレン鳴らすな😠」とわざわざクレームを入れるのはどうかと思います☝️緊急車両もやみくもにサイレンを鳴らして走行しているわけではありませんし、ちゃんとした理由があるのです☝️グループ内の方の投稿を見させて頂き、改めてWebニュースで内容を確認したところ「救急車🚑のサイレン🔉がうるさい」「住宅街では消して」などという苦情か全国の消防本部に相次いでいるそうです😔これはとても残念なことだと思います😔そこで今号を「緊急号外」として緊急車両がなぜ緊急走行中にサイレンを鳴らしているのかを説明し、私なりの見解を語ります。「今さら❓」と思う方々も今一度この意味を考えて頂けると大変嬉しいです。
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<緊急車両が緊急走行でサイレンを鳴らす目的とは>
緊急車両とは、緊急の用務に際して、道路における優先的な通行あるいは道路の優先的利用ができるよう指定され、許可されている車両のことをいう。 (引用)
消防車🚒救急車🚑パトカー🚓をはじめ、ガス会社や電力会社等の応急作業車、赤十字の血液運搬車や、最近ではドクターカー等も緊急車両です🚨これらの車両は、火災等の災害から公益を守り、被害拡大を防ぐ目的、または人命を守るあるいは救う目的によりサイレン🔉を鳴らし警光灯(赤色)🚨を点灯させ現場に向かい活動をします。サイレン🔉や警光灯🚨は緊急性を周囲に認知してもらい、道を譲る等の対応して頂くという重要目的があるのです。前述したようにただやみくもにサイレンを鳴らして走行しているわけではないのです☝️また、サイレンの音量につても基準が定められており、それに基づいて音量が決められているのです。
救急車🚑のサイレンにつきましても音量を抑える「住宅モード」や響きを低減する「ハーモニックサイレン」等で騒音対策は施していますが、周囲認知が重要目的ですのでそれなりの音量が必要となるわけです。
<自分の立場になって・・・>
もし、自分の家が火事になり、なおかつ家の中に自分を含めた大切な人たちが取り残されていたら・・・同様に突然のケガや病気で苦しんでる時・・・「サイレン🔉を消してこい」とは言わないはず☝️仮にサイレンを鳴らさずに向かったため、到着が遅れましたと言われたら、「ふざけるな💢」と怒りますよね。「でも、あなた、この前、サイレンうるさいから鳴らすなといってましたよね😐だから、その言葉通りに来ました😐それで到着が遅れました。何か異論ありますか❓」といわれれば返す言葉はありませんよね☝️相手が公務員だから何をいっていいということにはなりません。税金を使っているとはいえ公務員の方々も同じように納税してることをお忘れなく😐
<まとめ>
一昔前まで風情だった音も今では騒音扱いにされる世の中になりつつあります。火事🔥が消えたのを知らせる鎮火報の警鐘🔔を帰署する消防車🚒からカンカンと鳴るのを聞いて「火事消えて良かったね☺️」「消防士さん、ご苦労様☺️ありがとう☺️」と安堵し感謝して見送ったものです。それが現代では苦情でほとんどの消防本部では鳴らさなくなりました😔また、夏休みの朝の恒例行事でもあったラジオ体操も子供たちの騒ぎ声がうるさいとの苦情で実施期間の短縮や休止に追い込まれています。運動会等も同じ理由で体育館内での実施する学校も増えてるそうです。これも一昔前までは子供は元気なのが一番☺️と暖かい目で見守ってたはず😔現代人はいつから「風情」を「騒音」としか思えなくなってきたのでしょう😔殺伐(さつばつ)とした現代だからこそ、心に余裕を持つことにより「騒音」ではなく「風情」として楽しめるのではないでしょうか。今一度周りの「音」に対しての考え方を改める必要があると私は思います。皆さんはどう思われますか❓今号は以上です。それではまた「次号」で😐バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一