tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第8号

藤龍消防便り🚒第8号🚑2021年2月24日👨‍🚒

前号に引き続き「消防ないないネタ(その2)」です。早速行ってみましょう🚒🚑
<出動準備>
消防の出動と言えば目にも止まらない勢いで防火衣や感染防止衣を着装し、これまた目にも止まらない勢いで消防車🚒や救急車🚑に飛び乗り、赤色灯🚨を付けサイレン🔉を鳴らして颯爽(さっそう)と出ていくみたいなイメージでしょうね。出動シーンは迫力がありカッコいいですよね。でも実際の出動準備と言うのは少し違います。安全第一ですから全力でダッシュ💨はしません。他の消防職員や装備などに誤って💥ぶつかったり💥でもしたら、大ケガになります。若手職員の中には駆け足をしますが、先輩たちに「危ないぞ☝️慌てなくていい☝️」と注意されます⚠️現に隊長やベテラン職員に至っては歩いてます。これには理由があり、自分たちが慌てて準備すると若手職員たちが焦ってしまい、忘れ物やケガをさせてしまうからと言う優しい配慮なのです。1秒でも早く現場へは事実ですが、慌ててしまう事によりアクシデンか起きてしまったら出動どころではありません。トイレに入ってる時に指令が来ても、済むまで待っててくれます。時々、ドラマなどのワンシーンで準備などでモタモタしてる新人を置いていくシーンとかがありますが、現実はそんな事は絶対にありません☝️私も消防署に訪れるようになり、何度が出動シーンを目の前で見させて頂いてるのですが、正直「こんなに遅いの😲」とは思ってますし、実際に敷地内で車両を見てた時に指令が来て、支障のない場所に急いで移動してたら、「伊藤さん、そんな慌てなくても大丈夫☝️」と隊長に声をかけられた事もあります。ドラマやテレビの密着番組、PR用の動画はある程度演出されてるのです☺️これが本当の「急がば回れ☝️」
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<防火衣>
皆さん☝️防火衣は「燃えないもの」だとは思ってませんよね❓防火衣は「燃えにくいもの」であり、燃えないものではありません。1000℃の中で約13秒は耐えられますが、逆に言えば「13秒」しか耐えられないのです☝️普通建物火災🏘️🔥でも1000℃越えます。🔥炎の中🔥に飛び込む消防士は絶対に居ませんし、飛び込もうすれば仲間が必死で止めます☝️時々、延焼してる建物に飛び込むシーンがドラマにはありますが、あんな事したら確実に死にます⚠️⚠️⚠️自殺行為に等しい⚠️⚠️⚠️防火衣は「魔法の服」ではありません☝️
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<救急車が搬送開始時>
ドラマを観てると救急車🚑が病院に向かう時、いきなりピーポーピーポーとサイレン🔉を鳴らしますが、あれも私から言わせるとすごく違和感があります😅動き始めはサイレンを鳴らさず静かに走り交差点や大通りに出る前からサイレンを鳴らします。消防関係者に色々聞きましたが、特に規定はないそうですが、傷病者や住民に対しての配慮で結論着きましたがね。病院🏥の敷地内に入ってもサイレンを鳴らしっぱなしは「ない☝️」です。入院患者もびっくりしますし、夜中に敷地内を大音量でサイレン鳴らして走ってたら、苦情が来ます☝️第一「非常識」です。ただし☝️交通量が多い道路では注意喚起のため、動き始める際にサイレンを鳴らす事はあるかもしれませんが、ほとんどの場合は静かに動き始めます。
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<結論>
映画やドラマには演出があります。あくまでも「演出」として楽しむ分なら全然ありです。私自身、これからもツッコミを入れながらも楽しんでいきます😁今回もご愛読頂きありがうございました。いいね👍やコメント毎回頂いております。大変励みになります。。では、また「次号」で。ごきげんよう☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一