2022-01-29 藤龍消防便り第35号 藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第35号🚑2022年1月29日👨🚒 この時期は空気が乾燥してるのに加えてストーブ等の暖房器具による火気🔥の使用が多くなり、それに伴い、全国的に火災が大変多く発生しており、毎日のように消防車🚒のサイレン🔉かどこかで鳴り響いています。まさに消防にとっては「魔のシーズン」です。そこで今号では改めて「火災予防」について語ってみようと思います🚒🔔<冬の火災原因>皆さんは冬の火災原因をイメージすると何が浮かびますか❓🤔やっぱりストーブ等の暖房器具でしょうか❓最近ではあまり見かけなくなった「たき火🔥」もあるでしょう。鍋料理🍲等で使用する「卓上コンロ」も原因の1つにあげられます。いずれにしろ、正しい使い方をしていれば、火災は起きないはず。逆に言えば間違った使い方をしていれば、火災が起きると言うことなのです☝️<予防方法>ここでは各種に分けて注意するべきポイントを伝えます。①石油ストーブ灯油以外の燃料を入れない事。特にガソリンは引火性が強く、火を付けた瞬間、爆発的に燃え広がるため大変危険です⚠️灯油は無色に対してガソリンはオレンジ系やピンク系の色に着色してあります。火を付けた状態での灯油(燃料タンク)の交換や継ぎ足しはしない事。ポータブル式の燃料タンクの交換は、万が一誤って蓋が開いてしまうと灯油がこぼれて大変危険ですし、直接灯油を入れるタイプも注油中誤ってこぼれる可能性があり、これも大変危険です。燃料を交換や注油をするときには、必ず火を消し、完全に冷めた状態でおこなってください。また、石油ファンヒーターも同様です。火が付いてないから「安全」という錯覚に陥りやすいのですが、燃料は高温になれば発火します。燃料の取り扱いには細心の注意がいるという事を心得ていてください。②ガス・電気ストーブ燃料交換や継ぎ足しが必要ないので、安全面は多少ありますが決して「安全」ではありません。誤った使い方をしているとむしろこちらのほうが「危険」と言えます。ガスや電気を送るチューブやコードは、磨耗や破損、劣化により「ガス漏れ」「漏電」の原因となります。これ等の兆候が見られる場合は、即座に使用をやめ、修理をしてもらうか、新しい製品に取り替えてください。⚠️更に⚠️この時季は洗濯物の乾きが悪いため、暖房器具の近くに洗濯物を干すケースが多々ありますが、これは極めて危険な行為。ひょんな拍子で洗濯物が暖房器具の上(うえ)等に落ちたら、洗濯物が燃え火災になります。暖房器具は洗濯物を乾かすための器具ではありません。気持ちは分かりますが絶対にダメ❌やめてください☝️③たき火最近はあまり見かけなくなったといえ、一部の路上生活者が暖を取るため、防火対策も取らずにたき火をした結果、火災に至る事案も少なからず発生しています。たき火をする際には、消火器や水を汲んだバケツなどを用意して、すぐに火が消せる状態にして、必ず見張り役(責任が持てる者)を立て、火から目を離さないください。そして、最後の最後まで火の始末をしっかりする事です。風の強い日には飛び火の危険性が高くなるので絶対におこなわない事。④卓上コンロ(カセットコンロ)食卓で鍋を囲むときには便利な卓上コンロも正しい使い方をしないと大変危険です。一番注意が必要なのが、燃料であるガスカセット(ガス缶)のセットです。誤ったセットをするとガス漏れによる爆発につながります。セットするときは必ず位置を確認すること。野外で鉄板料理をする際、鉄板がコンロより大きいと言って2つ並べて使うのは絶対にダメです❌お互いコンロの熱により爆発を引き起こします。この事案も少なからず発生しています。4つのケースで共通する点は必ず大人(責任が持てる者)がおこなう事。子供にはやさせないようにする。子供がおこなう場合は必ず大人が付いている事。使用中は火から目を離さない。使用後も火の始末をしっかりする事です。今の時季に限らず、タバコの火の不始末や放火にも要注意。前述したように空気乾燥する冬はどんな小さな火でもすぐに燃え広がる危険性を秘めています。放火についても、放火されない環境づくりを徹底すれば防ぐ事は可能です。ぜひ今一度、周り(人目に付かない場所)に新聞紙や段ボールの束等が置いてないかをチェックしてみてください。もし、置いてある場合は速やかに撤去をお願いします。<火災が起きた場合>①速やかに119番で消防に通報してください。②火災が初期段階なら初期消火(一番確実なのは消火器)をおこなってください。但し、危険を感じたら、速やかに安全な場所に避難してください。③火が収まっていても必ず消防に通報して、消防職員に確認してもらってください。残り火が潜んでいる可能性もあります。消防は確認するのも大切な仕事。「火が消えてるのになぜ呼んだ❓」ととがめる消防職員は1人もいないため、必ずやってもらってください。<まとめ>毎年のように年末年始を含め火災が多発する冬❄️消防🚒でも特別警戒体制🚨で注意を促しています。もし、自宅が火事🔥になってしまうとハロウィン🎃もクリスマス🎄も大晦日もお正月🎍も消えてしまいます。また、火災現場で活動する消防職員や消防団員の方々にも家族がいます。火災が発生する度にご家族の方々は祈る気持ちで見送るのです。こう言った方々にも安心して過ごして頂くためにも、私たち1人1人の防火意識の更なる向上が望まれます。まだまだ寒い日が続きます。皆さん、くれぐれも「火の用心」「火の用心」「火の用心」でお願いします。それではまた「次号」で☺️バイバイ👋 藤龍市消防本部初代消防長消防司令長消防クリエイター伊藤龍一