tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り緊急号外2

藤龍消防便り🚒🚨緊急号外2🚨🚑2021年5月14日👨‍🚒

⚠️消毒用アルコールが原因の火災が増加しています⚠️
「コロナ禍」の終息の兆しがなかなか見えてきませんね😔一時は感染者が減少してましたが、また増加の一途を辿っています。皆さんは手洗いやうがい、消毒液を使っての消毒等で感染防止対策をしていると思います。最近、消毒のための「消毒用アルコール」が原因での火災が増えてきています。警鐘🔔を鳴らすため、2回目の🚨緊急号外🚨を配信致します。
<アルコールとは>
炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(−OH)と置き換えた物質全般(フェノール類を除く)のことです。
エタノールのほかにもメタノールメチルアルコール)やイソプロパノール、プロピルアルコールなどさまざまな種類があり、それぞれに異なる性質を持っています。
科学や産業の領域では試薬や化合物の原料、洗浄剤、燃料、消毒など幅広い用途で用いられており、近年では有害な排出ガスを発生させにくいクリーンエネルギーとして、エタノールメタノールを使用する技術が確立されています。(引用)
<取り扱いの注意点>
直射日光が当たる場所等、高温になる場所に保管しないようにしましょう。 消毒用アルコールを直射日光の当たる場所等、高温になる場所に保管すると、熱せられることで、可燃性蒸気が発生します。 保管場所は、直射日光が当たる場所等、高温になる場所を避けましょう。(引用)
これにより火のそばでの使用は「引火の危険性」がかなり高いため、極めて「⚠️危険⚠️」なのです。

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<火災を起こさないためには>
火災原因の大きな要因は、①火のそばでのアルコール消毒。
②火のそばで消毒用アルコールを容器に移し替える。
③消毒用アルコールを直射日光の当たる場所に長時間放置する。
私はこの3つだと思います。もっとあるならコメントください☺️「消毒用アルコール」が原因の火災は飲食店に多い傾向が見られます。厨房での扱いは可能な限りやめてください❌どうしてもやむを得ない場合は、必ず火を消して、温度が下がったのを確認してから使用してください☝️もし、周りが危険な扱い方をしようとしていたら、一言声をかけるなり、お互いに注意を促しましょう。
<補足>
知人の消防職員の方の話だと、エタノール等を水で薄めると引火のリスクはかなり減るそうです。ただ、この場合は消毒の効果は当然薄れますので、あくまで「引火防止策」です☺️と言う事です。
<おわりに>
せっかくの感染防止対策も火災を起こしてしまっては意味がありません。正しい取り扱い方法で使用すれば「火災は起こりません」。くどいと言われても言います☝️「火災は人災で防火意識を高めていけば防げる災害」です。皆さんの心がけ1つで火災はなくなります。改めて「火の用心」をよろしくお願い致します。それでは、また。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一