tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第17号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第17号🚑2021年5月21日👨‍🚒

みなさん☺️こんにちは✨😃❗今号の藤龍消防便りは前号で予告しました「AED」について私が救命講習で感じた事も含めていろいろ語ります☺️
<AEDとは>
自動体外式除細動器」心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。(引用)
医療ドラマなんかで心臓が止まっている患者に電気ショックを与えるシーンは一度は観た事があると思います。ショックと同時に上半身がものすごい勢いで跳ね上がるシーンが浮かぶでしょう☝️(あそこまではオーバーではありませんが実際も跳ね上がります。)AEDはコンパクトで簡単に持ち運びが可能です。1台あたり30万ぐらいとかなり高額💴命を救う道具ですから、これぐらいはすると私は解釈してます。

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<高円宮憲仁親王>
この「AED」の普及を広めたのはある皇族の悲劇があった事をご存知でしょうか❓上皇陛下の従弟(いとこ)にあたる高円宮憲仁親王(たかまどのみやのりひとしんのう)が 2002年(平成14年)11月21日、カナダ大使館にてスカッシュの練習を行っていた最中に心室細動による心不全で倒れた。 直ちに慶應義塾大学病院に搬送されるも、既に心肺停止の状態であり、蘇生措置がとられ一時は心拍が確認されるも、夜半になって容態が悪化。(一部引用)
そのまま薨去(こうきょ)。享年47。三笠宮家の3人兄弟の末っ子で、故寛仁親王、故慶仁親王2人の兄が重度の持病をお持ちの中、憲仁親王はご公務を精力的に行い、プライベートでも様々なスポーツをたしなみ、ご健康だった殿下の突然の訃報に日本中が驚き悲しみました。この時、言われたのが「AED」があれば助けられた確率が高かったと言う事でした。憲仁親王の死によって「AED」が注目され急速に広まり普及したのです。

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<誰でも簡単に使える❓❓>
AEDはよく「誰でも簡単に使える」とは言われてますが、果たしてそうでしょうか・・・🤔少なくとも私の経験上、これは❌です。私が「普通救命講習」「上級救命講習」で一番苦労したのが電極パッドの「粘着シート」を剥がす作業です。講習用なので何度か使い多少粘着力は弱まっていましたが、それでも私の力ではかなり苦戦しました😞音声ガイドにしても、聴覚障がいの方や聴覚が弱まってる高齢者の方には、操作は難しい。これらの点から見ても「誰でも簡単に使える」は健常者目線なのです☝️

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<おわりに>
このように「操作面」「コスト面」でAEDにはまだまだ課題が残されています。子供から高齢者、そして、障がい者にも簡単に操作できてこそ「誰でも簡単に使える」と言えるのではないでしょうか❓この配信によって、メーカーさんが改善に手を上げてくださることを願っております。また、ご連絡頂ければ幸いです。いつもご愛読頂き誠にありがとうございます☺️いいね👍大変励みになっております。。では、また「次号」で☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一