tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第22号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第22号🚑2021年8月4日👨‍🚒

最近、年のせいか月日の流れが早いこと早いこと😅この前、お正月かと思ったら、もうお盆です😅このまま行くと気づけばハロウィン🎃また気づけばクリスマス🎄お正月🎍とまあ、あっという間😅毎年毎年これの繰り返しなーんてことにならないように、皆さんも1日1日大切に過ごしてくださいね☺️それはさておき、お盆と言えば、お墓参りやご先祖さまをお迎えするために、ロウソク🕯️やお線香と言った火の取り扱いが多くなります。ロウソクやお線香が原因の火災が毎年のように発生しております。今号はそういった火災をなくすための注意をお話し致します。
<ロウソク・お線香の温度>
炎の温度は和蝋燭が約1500℃~約940℃、洋ロウソクが約1530℃~約1100℃でした。 温度の分布には大きな違いがみられました。 和蝋燭は炎が大きく、中心部分から外にかけて温度が上がっています。(引用)
一方、お線香は 燃焼部分は赤熱程度(700~800℃程度)に保たれています。これらの物質は400℃内外で熱分解をおこし、その分解生成物が可燃性なので、外部の空気と接触して酸化反応が起こります。(引用)
難しい事を書きましたが、「火」と言うものは大小関わらず、高温で火災の要因なるため、取り扱いには十分注意が必要なのです🔥
<こんな危険性が・・・>
例えばです☝️お墓参りでロウソクやお線香に火を付け、そのまま放置してるうちに近くにあるお供えの花やお供え物に燃え移り、それが原因で延焼拡大をしたり、着火時に風で煽られ衣服に燃え移る危険性もあります。仏壇でも同様です。お線香が座布団に落ちてそれが原因で火災になる事案も実際に発生しています。また、高齢者の方👴👵が誤ってロウソクの火に触れ、衣服などに燃え移り火傷を負うこともあります👘🔥
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<もしも、衣服に火が付いたら・・・>
もしも、衣服に火がついた場合は、手ではたいても消すことは困難です。 慌てないで すぐに水をかけてください。 万が一、火傷を負ってしまった場合は、流水で冷やし、救急 車を呼ぶ必要がある場合は、そのまま冷やし続けましょう。 また、近くに水がない場合、走らないでその場に転がって消火してください。 (引用)
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<予防法は・・・>
①ろうそくやお線香の周りにお供えの花、お供え物や燃えやすいものを置かない。
②仏前の座布団は、防炎素材のものにする。
③高齢者の方々の衣服を防炎素材のものにする。
④可能であれば手元に消火器を置いておく(スプレー缶式のように小型軽量でどこにでも置ける消火器があり、値段もリーズナブルなので活用するのがおすすめです。ちなみに私の自室にも置く予定です)。
⑤火が付いてるときはその場から離れない。その場から離れる場合は必ず火を消す。使い終わったら確実に火を消す。
是非実践してみてくださいね☺️
<おわりに>
せっかくのご供養も火事になってしまったら元も子もありません。帰ってきたご先祖さまも悲しみます😢年に数回家族や親戚が集まるのを楽しみにしてる方々もいらっしゃると思います。楽しいひとときを台無しにしないように今一度「火の用心」を心がけてください。私の母も実家に帰って来ます。今月は一度帰るので、いつも以上に丁寧に手を合わせて来ます。いつもご愛読頂き誠にありがとうございます。毎回たくさんの「いいね👍」大変励みになります。。それではまた「次号」で。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一