tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第27号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第27号🚑2021年10月1日👨‍🚒

令和3年10月1日より「救急救命士法🚑」が改正され救急救命士が病院内🏥での救命行為が可能となります。今号ではこの改正で救急救命士制度がどのように変わるのかを語ります。(今号ではなるべく皆さんに解りやすく「引用」を使わず「私の言葉」で語ります。)
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<救急救命士法改正>
昨日まで、救急救命士の救命行為は「救急車内」か「現場」に限られており、基本的に「医師」もしくは「看護師」に傷病者を引き継いだ時点で「救命行為」できなかったのを、今日から病院内でもできるようになりました。救急車は「消防」が運用しているため、消防に所属しないと現実的には活躍の場がありませんでした。消防に所属していない「有資格者」にももっと活躍してもらうための法改正です。
<消防の救急救命士>
消防の救急救命士はあくまでも「消防職員」です。そのため、火災🔥が発生すれば「防火衣」を着装し火災現場🔥に向かいます👨‍🚒🚒
また「東京消防庁」等の規模が大きな消防本部なら「専務業務」は可能ですが、ほとんどの消防本部は市町村が運用しているため、規模的に「兼務業務」をしています。そのため、今日は救急車🚑に乗っていても、次の勤務ではポンプ車🚒等に乗ることもあるのです。消防職員としてではなく「救急救命士」として活躍したい有資格者にはうってつけの法改正と言えます。消防は基本的に60歳で定年です。今の60代はまだまだ「現役」でできます。退官後に病院🏥で「救急救命士」として活躍もできるようになります。
<将来を見据えて>
昨今では「ドクターカー」や「ドクターヘリ」も浸透してきました。これ等に「救急救命士」を投入して、「医師」「看護師」の負担を軽減させるのも法改正の目的のひとつ。将来的に救急救命士ができる「救命行為」や扱える「医療機器」「薬剤」が拡張され「救命率」向上につなげていくための法改正なのです。
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<おわりに>
医師や看護師に直接指導が受けられる「病院の救急救命士」といろいろな消防業務をこなしながら知識と技能の向上に努める「消防の救急救命士」との格差を懸念する声もありますが救急救命士全体の「レベル向上」につながり、その結果より多くの命が救われることになっていくでしょう。今後は「消防」と「医療」の連携がますます重要。更なる「発展」のため協力体制をしっかり築いて行くように願っております。今号もご愛読頂き誠にありがとうございます。たくさんの「いいね👍」いつも励みになっております。。それでは、また「次号」で。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一

<💐追悼💐>
去る9月26日、私のよき理解者で最強のサポーターであった「大屋卓夫さん」がお亡くなりになりました。大屋さんと私の出会いはたまたま乗り合わせたタクシーの運転手とその乗客。人柄の良さに惚れ込みそれ以来、大屋さんのタクシーを指名するようになり、道中、私の生い立ちや現在の活動、将来の夢などを語っているうちに共感をして頂き、休日に「友達移動」としてマイカーで無料送迎のボランティアを買って出て頂いたり、タクシー乗務の時もなるべく料金を抑えるための工面もして頂き、公私ともに大変お世話になりました。長い間、ガンとの闘病生活をしながらのタクシー乗務。口には出しませんでしたが相当苦しかったと思います。にもかかわらず私の夢の実現のお手伝いをして頂いた大屋さんには感謝の言葉しかありません。と同時に何も恩返しできていないまま、天国に旅立ってしまわれ、本当に・・・痛恨の極み・・・。残念の一言につきます・・・。私の夢の実現を願っていた大屋さんの思いをしっかりと胸に刻み、立ち止まらず一歩一歩前進していくことがご恩返しになると信じています。藤龍市の発展に尽力頂いた大屋さんを「名誉市民第1号」としてその功績を称えます。大屋卓夫さん。本当に今までありがとうございました。これからも私のことを空から見ててくださいを。心よりご冥福をお祈り致します。