tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

私の目標と夢その3

「超人消防士」

中部ろうさい病院では午前中リハビリをする以外は部屋(個室)で本を読んだり、ユーチューブを観たりして過ごしてました。テレビ📺はテレビカード💳節約のため本当に観たい番組しか観てませんでした。たまに売店に連れてってもらい、夜食べるおやつ🥐🍫やお気に入りの「たい焼きアイス🍨」を買ったり、仲のいい看護助手さんに時間が空いたときに車イス♿を押してもらい院内を散歩してました。


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眠くなれば看護師さんに支えてもらいベッドに移り昼寝😪もしてました。オペ後は極力車イス♿に座って時間を過ごすようにしてました。これも「リハビリ」と考えてました。看護師さんたちにも、「伊藤さんはすごく前向きだね☺️さすが消防士さん♥️」とちやほやされてました😳オペ後初めての食事🍱も看護師さんに少しベッドを起こしてもらい食べさせてもらい、ほぼ完食。オペから2・3日後には理学療法士の先生が部屋に様子を見に来て、「どう❓立てる❓」との問いに「やってみます」と答えたくさんの管が付いたまま支えてもらい立ち上がり、「じゃあ、その場で足踏みはどうかな❓」との問いにも「出来ると思います」と答え足踏みをしました。これには、横で見てた先生や看護師さんたちも大変驚いてました😲😲😲あとで看護師さんに「伊藤さんは超人だね☺️健常者でもなかなかあそこまで出来ないんだよ☺️」と言われ「だって、俺は消防士だから👨‍🚒」と答え、看護師さんも「そうだったね☺️」と微笑んでました。という具合で所々で「超人」ぶりを発揮してました。

「苦悩の積み重ね」

そんな私がいつも考えていた事は、尊敬して目標としている地元の消防本部の当直隊長に1日でも早く社会復帰して会いに行く事と、完成直後に闘病生活に入ったため放置せざるを得なくなった「龍神前分署」の事。より高いクオリティを追求するため、改装のイメージを膨らませていました。退院したら自宅に帰ってクリエイター活動を再開させる。この思いで1日1日を過ごしてました。「中部ろうさい病院」➡️「名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院」➡️「太郎と花子」➡️「ほたるの杜」と移るたびに今度こそは😤今度こそは😤と歯を食い縛り堪えてきました。時々悶々となり爆発🔥😭💣しそうにもなりました。一度、太郎と花子にいるときに、父に月に数回家に帰ってクリエイター活動をしたいと頼みましたが「ダメだ💢😠💢もし家の中で転んで打ち所が悪かった、せっかく回復してるのに全て水の泡だぞ💢😠💢」と強く咎(とが)められました。横で聞いていた相談員さんもうなづいてましたが、あとでメール✉️で「お父さんも今は無理と言ってるだけでもっと回復すればきっと許してくれるはず。私もなんとか説得してみます。焦らずに行きましょう」と言われました。私は気持ちを切り替え、さらに増して自主トレと訪問リハビリに取り組みます。その結果、太郎と花子を卒業し、グループホームでの自立計画最終章をスタートさせます。

「念願の再会へ」

ほたるの杜に来てからの私は「50歳までの自立」を目標にいろんな事に挑戦しています。そのひとつが「資格取得」☝️手始めに「甲種防火管理者」の資格取得に取り組みました。「甲種防火管理者」になるためには消防本部が実施する2日間の講習を受けなくてはなりません。交友させて頂いてる元消防長に私のように障がいがあっても受けれるかを聞いて👂みました。元消防長は「受ける事は可能ですが、各消防本部の判断ですので一度本部で直接訪ねてください」と言われました。グループホームの職員、生活支援の職員、相談員さんに相談をし、生活支援の職員同行で地元の「各務原市消防本部」を訪問する事になりました。
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期待と不安の中、本部庁舎内に入り、たまたま通り掛かった消防職員を生活支援の職員が呼び止めてくれ、「T司令を呼んでください」と私から伝えました。この「T司令」こそ私が尊敬して目標としている当直隊長なのです。当時は現場を離れて内勤になってたため、平日ならいる事は分かってました。しばらく待ってるとT司令が現れ「念願の再会」を果たしました。「よく来たね。元気そうじゃん☺️」と昔と変わらない笑顔で話し掛けてくれました。ここに来た理由を伝えると、「それじゃあ、2階へどうぞ☺️」とエレベーターで2階に。「ここに座って待ってて。担当者を連れてくる」と言い、私と生活支援の職員が待ってると担当者を連れてT司令が現れました。四者面談中、私の思いを担当者とT司令は真剣に聞いてくれました。「事情はよく分かりました。この場では判断出来ないため、上と相談をし、後日ご連絡致します」との事。そして、私のスマホ📱でT司令とのツーショット撮影を終え、玄関までお見送りして頂きました。「また会いに来ます☺️」とがっちり握手を交わし「また会おう☺️」と笑顔で庁舎を出ました。後日、担当者から「受講可能」と連絡がありました。日程の都合や付き添いの調整の結果、生活支援の職員と一緒に受けるという形になり、ほたるの杜がある岐阜市の消防本部で講習を受けました。


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土日の休日返上で朝から夕方までみっちり講義を聞き👂、消火栓の使い方の講義では一番前に陣取り真剣に聞き👂、最後の効果測定📝もなんとか合格ラインに達し、「甲種防火管理者」の資格が頂けました。もちろん生活支援の職員も合格(途中うすらうすら居眠り😪をしてたのにも関わらず😁私に度々起こされてそれでもポイントは押さえてるのはさすが👍)


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私にとって自動車運転免許以外、初の資格になりました。その後も私は、引率者付きを条件に瑞穂消防署で普通救命講習。


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(講習終了後に車両見学もさせて頂きました。)
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さらに岐阜南消防署で上級救命講習を立て続けに受けました。
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上級救命講習は朝から夕方までほとんど実技講習、他の受講者の方々と混じりヘトヘトになりながら気力で乗り切り(職員の方々、周りの受講者の方々、付き添いのヘルパーさんのフォローもあり)、筆記試験📝実技試験(基本動作が出来てると認められ)ともに合格し、上級救命技能認定者の資格も頂けました。昼休みには職員の方の案内で私が一番好きな車種である「タンク車」を見学。私の豊富な知識と鋭い質問に案内をして頂いた職員の方もたじたじになりながら一生懸命対応して頂き「感謝」です。


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このように「岐阜市消防本部」のご理解とご協力もあり、私は現在「甲種防火管理者」「普通救命技能認定者」「上級救命技能認定者」の有資格者です。私の必死な思いが徐々に周りに伝わり、何かが動き始めてる⚙️自信が確信になる日が近づいてます。

 

つづく