tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第44号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第44号🚑2022年10月19日👨‍🚒

皆さんの周りに障がいを持った方はいらっしゃいますでしょうか❓もうすでにお近づきになってる方々もこれからお近づきになろうと考えている方々もいらっしゃるかとは思います。一言で障がい者と言いましてもさまざまな障がいがあります。性格も一人一人違うように同じ障がいでも一人一人個性があり違います。そこで今号は第3弾として、私の経験も踏まえて障がいのある方々とふれ合うためのポイントをいくつが語ります☺️
f:id:tohryufd:20221019085913j:image

<お近づきになるには>
健常者の方々でも多かれ少なかれ、いきなり話しかけられると、戸惑いったり、警戒したり、あるいは拒絶する方もいる方々もいらっしゃいます。障がいを持った方々はその傾向が強いです。(⚠️なかにとてもフレンドリーで社交的な方もいます。この辺は個性ということで☺️)よって最初は会釈ぐらいから始めると良いかと思います。それから「おはようございます☺️」「こんにちは☺️」と挨拶をして徐々に一言二言話しかけると嫌な思いはしないはずです。ただ、なかには無視をしてるわけではなく、話したくてもうまく話せない方もいるので、様子を見ながら気長に待ってて上げてください。そのうち、向こうのほうから挨拶をしてくるかもしれないし、うまく話せない方も手を上げたりして答えくれるようになると思います。打ち解けて来た頃に「今度、落ち着いた場所でゆっくりお話しませんか❓☺️」と誘うのもいいでしょう。言語や聴覚障がい者の方とのコミュニケーションの方法は筆談や文字盤、ケータイのメール機能を利用してお互いに伝えたいことを打って読んだり読んでもらったりする、私のように言語支援アプリを使うなどお互いに模索しながら、親睦を深めていくのがベストだと思います。これらの方法のコミュニケーションは時間をかけてゆっくりおこなってください。焦らせる素振りは禁物です❎またメル友✉️になると面と向かって言いにくいことも言いやすいし、お互いに時間があるときに返事をすればいいので、気楽に続けられ一気に距離が縮まるでしょう。
f:id:tohryufd:20221019085933j:image

<やらないほうがいいこと>
ただ、いくら距離が縮まって気心が知れても相手が嫌がることや傷つける言動や行動は絶対にしないでくださいね。例として、歩き方や喋り方、食べ方やその方の障がいを「まね」するのはダメ🙅‍♂️障がいを持った方々は多かれ少なかれ自分の障がいにコンプレックスをいだいています。時々、ものまねがコミュニケーションの手段だと勘違いされている方がいますが、まねをされた方や周りの方は大抵一気に引きます☝️しらけます☝️私もこれで結構嫌な思いをしています。せっかく築き上げてきた友好関係もそこでプツンと切れる可能性が高いということを十分理解してくださいね。もう一度言います。芸能人や有名人のものまねならまだしも、障がいをまねすることはそれだけで侮辱行為(場合によっては侮辱罪が成立します)となりますのでしないほうがよろしいかと思います。もし、まねをしている方がいたら(一番厄介なのは当の本人はまったく悪気がなくしている)教える意味も含めて一言注意して上げてくださいね。お願いします☺️
<子供たちに対しても>
子供は素直で純粋です。それ故に残酷。思ったことを口に出してしまいがち😅「ハゲ」「デブ」などナイーブなことも平気で言ってしまい、周りの大人たちをヒヤヒヤさせることもしばしば。それは障がいを持った方々にも容赦なく見たこと感じたことは口にします。幼少の子供だと、得たいの知れない物を見るように怯えたり泣き出して、障がいを持つ方々を困惑させたり、傷つけます。これは障がいに認識がないためある程度仕方がないことですが、周りの大人たち(特に親御さん)がちゃんとフォローをしないと、障がいを持った方のなかには、いたたまれなくなり、その場から逃げたい心境にもなります。フォローの仕方にも注意が必要です⚠️「かわいそう」「気の毒」などのネガティブ的な言葉や「あまりじろじろ見てダメ」「まねしてダメ」などの露骨な注意はNGワード。かえって傷口に塩を塗るだけです😣かといってどれが正しいかか正しくないかの判断は難しいところですが、まずは大人たちが性格や障がいの程度を十分理解してから子供たちにもちゃんと説明した上で会わせたほうがいいと思います。また、小学校の低学年になると、少し知恵がついてきて、大人たちの前ではおとなしいのですが、大人たちがいないところや目の届かないところでおもしろ半分でからかったり、いじめをすることもあります☝️はっきり言いますと子供はこういうことにはすごく悪知恵が働きます😑子供がやることだからと笑って済まない事態にもなり得ます。特に親御さんたちは日頃から、障がいのことについて子供たちに話をすることが必要。また、障がいを持った方々にも「うちの子、何か失礼なことしてない❓もし、何かあったら遠慮なく言ってね☺️言って貰わないと子供のためにならないから。」と伝えておくと、遠慮しがちの方も言いやすくはなります。前述したように子供は素直で純粋です。ちゃんと理解すれば、それなりの対応をしてくれます。もし、障がいを持つ方々をいじめたりしている子供がいたら「そんなことしたらダメだよ😡」と注意して止めてくれたり、大人が躊躇する場面でも「大丈夫❓何か手伝うよ☺️」と手を貸してくれたりします。その子供たちが大人になったときには、困ってる人がいれば何のためらいなく手を差し伸べる人間になり、次の世代に受け継がれていくわけです☺️
<まとめ>
前々号、前号、そして今号と3回に渡り、障がい者目線での障がい者を語らせて頂きました。「事件を風化されないため」「第2、第3の植松を作らないため」私の目の黒いうちは、講演会等でもこの事件のことや障がいに対する私なりの考えを語り継いでいく次第です。そういったことにより、消防従事者の方々や一般の方々に障がいを正しく知って頂いて、普段の有事時や大災害発生時に障がいを持った方々の対応がスムーズになると信じております☺️障がいを持った方々はユーモアがある方がたくさんいます。思わず「なんでやねん✋💥」とツッコミを入れたくなることもしばしばですし「山田く~ん、座布団1枚👏」という名回答(珍回答)も飛び出します。私もそのなかの1人、毎日のように周りを笑わしています(笑)ここで謎かけをします☝️「消防」とかけまして「障がい者」と解きます。その心は「どちらも幾多の試練や困難を乗り越えながら成長していく」お後がよろしいようで。それではまた「次号で」☺️バイバイ👋
f:id:tohryufd:20221019085958j:image
藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一