tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第2号

藤龍消防便り🚒第2号🚑
2021年1月8日配信👨‍🚒

2021年1月2日にスタートした「藤龍消防便り」。第1号はいかがでしたでしょうか❓「いいね👍」やコメントをして頂いた方々、誠にありがとうございました☺️これからも私なりの視点でお伝えできればと考えてますので、引き続き宜しくお願い致します。さて、皆さんは消防車や救急車をご存知でしょうか❓ほとんどの人々が「知ってるに決まってる」と答えるでしょう。では、消防車の種類や役割はどうでしょうか❓一言で「消防車」と言っても様々な種類や役割があります。消防の事に詳しくない人には「救急車」「消防車」「はしご車」の3種類で区別されてしまいがち・・・😅極端な話、上部に三連ばしご(持ち運びのできる三段階に伸び縮みするはしご)が載ってるだけで「はしご車だ」と答える人もいます😢興味のない人にはそんな事どうでもいいやん☝️とは思いますが、いざと言う時に災害から守ってくれる「消防車」「救急車」をもう少し知ってもらいたいと願わずにはいられません。そこで今号は「消防車両」について紹介させて頂きます。消防は市町村単位で運営してるため、規模は大なり小なり差がありますが、どこの消防本部にも配備されてるであろう車両をこれからちょっとした説明を加えて紹介します。まずは皆さんご存知の「救急車」。消防車両の中でも目立つ白色の車両です。傷病者(怪我人や急病人)を適切な医療機関(病院)に搬送(運ぶ事)するのが主な役割。また、医療機関から別の医療機関に転送(緊急を要する)にも使います。消防で最も出動回数が多い車両です。救急救命士制度により高度な救命処置を行うために様々な医療機器を装備した「高規格救急車」が今の主流です。

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次は「タンク車とポンプ車」。皆さん、この2台が消防の主力車両。これがないと消防活動は成り立ちません😤火災現場での消火活動はもちろん、様々な救助活動、最近では救急支援(救急車の応援活動)にも出動します。タンク車とポンプ車の大まかな違いは水槽(水を積んでる)の有無。水槽が付いてるのはタンク車。付いてないのはポンプ車です。もう一度言いますが「タンク車とポンプ車」が消防の主力車両です。これは是非知ってて頂きたいのです😤😤😤
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そして消防職員なら誰もが憧れるオレンジの活動服を身にまとったレスキュー隊(特別救助隊)が使用する車両が「救助工作車」です。「レスキュー車」「救助車」「工作車」とも呼ばれます。火災現場や交通事故現場をはじめ、様々な災害現場から人命救助に必要な救助資機材を数多く積載し、他にもウインチやクレーン、照明装置を装備、あらゆる災害を想定し対応するための車両。また、レスキュー隊も厳しい選抜試験を突破した精鋭揃い。まさに「消防の花形」です。

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「化学車」は水での消火が不可能・困難な油火災や航空機火災等の危険物火災に出動します。消火剤を水に混ぜた消火泡で炎を覆い、酸素を遮断して消火します。消火剤を混ぜない場合は普通のポンプ車としても使用可能です。
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水を大量に積んで運ぶのが「水槽車」です。水や消火栓のない場所(山林や高速道路等を含む)での火災現場での消火活動に使用します。断水時には給水車の役割も果たします。
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そして、消防車と言えばだいたいの人は「はしご車」をイメージされると思います。このはしご車には、「直伸式」と「屈折式」の2種類があります。皆さんがイメージされるのは「直伸式」です。はしごが垂直に伸縮します。高さも様々なタイプがあります。一方「屈折式」は昔はくの字に折れ曲がりながら伸縮するタイプが主流でしたが、最近ではΣ(シグマ)の文字のように折れ曲がり伸縮をするタイプが増えてきました。「シュノーケル車」や「空中作業車」とも呼ばれます。中高層建物火災の消火や救助(救出)活動等に使用します。最近では下方への伸縮が可能な車両もあるため橋の下や高架下等に落下した人を助けあげる事もあります。
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「資機材搬送車」は災害現場に必要な資機材を積んで運びます。各消防本部の用途に合わせた大小様々な種類があります。
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消防活動を円滑に遂行するために指揮者が災害現場に向かうための車両が「指揮車」です。「指令車」とも呼ばれます。現場指揮本部の拠点となり、消防本部と連携し、情報収集を下に活動内容を決定し、部隊の最高指揮者が各隊に下命(命令を下す)をします。
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他にも、査察や火災原因の調査、予防活動等多目的に使う「査察車」「調査車」「広報車」「連絡車」(各消防本部で呼び方に違いがある)がそれの活動に合わせて配備されてます。
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このように、いろんな消防車がある事をご理解頂けましたでしょうか❓まだまだ特殊車両は山ほどありますがまた改めて紹介させて頂きます☺️(⚠️注意⚠️)画像の消防車両はあくまでも「例」で各消防本部ごとに型式や構造に違いがあります。消防車両同様「障がい」も様々。私のような脳性小児麻痺をはじめ、聴覚障がい、視覚障がい、言語障がい、知的障がい、内臓障がい、中途障がい(事故や病気等が理由で障がいを持つ)と言ったようにいろんな障がいがあるのです。車椅子、杖、歩行器、義足(義手)等の補助具を使ってる人もいます。また、障がいの程度も一人一人違います。障がい者は可哀想とか気の毒と思われがち。でも本当にそうでしょうか❓🤔障がいがあっても、パラリンピックに出るようなアスリートも居れば、口や足をを使い絵を描く芸術家、テレビ等で活躍する著名人も居ます。結婚をして、子育てをしてるママや、家族を養うために毎日一生懸命はたらいてるパパも居ます。私から言わせると下手な健常者より、毎日が充実して幸せに暮らしてる障がい者のほうがよっぽど輝いてみえます✨✨✨ただ、障がいがあるだけで、不幸だとは思わないでください。障がい者への偏見や差別をなくしていく事。これが私のもうひとつの使命だと思ってます。ちょっと長くなりましたが今回は以上です。いつものようにコメントやシェアをして頂けると励みになります。。では、また☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

藤龍消防便り第1号

藤龍消防便り第1号

2021年が始まりました。皆さん、お正月はどのようにお過ごしでしょうか❓さて、昨年発足した我が藤龍市消防本部もいよいよ本格始動。定期的に「藤龍消防便り」を配信します。私自身まだまだ駆け出しの消防従事者。勉強不足の点で至らないところがあります。現場の消防職員の方々や医療従事者の方々にアドバイスを受けながら進めて行きますので宜しくお願いします。2021年も、もう2日が過ぎようとしてます。皆さん、お餅は食べられましたか❓毎年、お正月には必ず高齢者がお餅を喉につまらせる事故が報道されます。それを踏まえて今回は、発生時の対処法と予防策、予防時の注意点を私なりの視点も交えて語らせて頂きます。発生時の対処法。①速やかに119番で救急要請。だいたいの方は救急車を呼んだ後、何をしていいか分からずにおどおどするだけ。これでは助かる命も助かりません。②まずは後ろに回り、肩甲骨の間を平手で強く叩く。(注意)両腕を両脇に通して腹部を押し上げる手法は、難易度が高く訓練が必要、場合によっては内臓を損傷します。昔は掃除機のノズルを口の中に入れ吸い上げるというちょっと粗っぽい手法も実施された事案もあるそうですが、不衛生でなおかつ口内や気道を傷つけることもあるので、この二つの手法もおすすめしません。③肩甲骨を平手で強く叩く事を繰り返す。それでも餅が出てこない場合は、④口の中を覗く。餅が見える場合は指を入れて取り出すことを試みる。(注意)感染防止のため、ビニールの手袋をはめ、ない場合はレジ袋やタオルを巻いて除去を試みて下さい。箸などを使うことも有効かと思いますが、口内を傷つけないように細心の注意が必要です。⑤うまく除去できたら、次に呼吸の有無や心停止の有無を確認し、必要な場合は心臓マッサージや人工呼吸を試みる。救急要請の際に消防からも指示はありますので出来るだけ実行して下さい。救急車が到着するまでの時間が大切です。大切な家族を救うために心得ておいて下さい。予防策としては、最善策はお餅を一口サイズにカットをする事。(注意)あまり細かくカットをすると、せっかくのお餅の食感が楽しめなくなります。この辺は本人の意向を聞きつつ、カットする大きさを決めて下さい。カットをする際も、最近はキッチンバサミを使うことが多いのですが、カットが中途半端でつながってる事が度々あります。うちのグループホームでもありがちです。ちゃんとカットされてるかの確認もお忘れなく。食べる時もなるべく誰かが付いてる事が望ましいのですが、私もそうですが一人で自分のペースで食べたい方も居ます。その場合は定期的に様子を見に来るなどの配慮も必要です。まだまだ試行錯誤ですので文章をも下手ですが、暖かい目で見守って頂けると幸いてます。よろしければ、コメントやシェアして頂ければ大変励みになります。。今回はこれで失礼します。

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一


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藤龍市消防本部について

防災防火活動の一環として仮想の「藤龍市消防本部」を発足したのが去年の11月9日(119番の日)。主にフェイスブックで「藤龍消防便り」を月に2・3回配信してます。2月17日時点で「第7号」までたどり着きました。ブログにも載せていきますので、是非一度覗いて見てください。公式の活動服(Tシャツ)の製作段階に入りました。デザイナーの方と念入りに打ち合わせを繰り返し、ようやくイメージに近いものに仕上がりました。出来上がりを心待ちにしてます。

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消防クリエイターの伊藤龍一です。

  • 皆さん、初めまして。消防クリエイターの伊藤龍一と申します。よろしくお願いします。まだ手探り状態で右も左も分かりませんが温かい目で見て頂けると幸いです。挨拶代わりに私がレゴブロックを使い創作したオリジナルの消防分署「神龍分署」の写真を載せました。去年「岐阜新聞」の取材を受け記事が掲載されました。「消防クリエイター伊藤龍一」で検索して頂くと色々と出てきてます。そちらも参照頂けると幸いです。
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