tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第21号

藤龍消防便り(とうりゅうしょうぼうだより)🚒第21号🚑2021年7月26日👨‍🚒

あの忌まわしき事件から、もう5年・・・。今号は「相模原市障がい者施設殺傷事件」について大いに語ります。
<相模原市障がい者施設殺傷事件とは>
相模原障害者施設殺傷事件は、2016年7月26日未明に神奈川県相模原市緑区千木良476番地にあった神奈川県立の知的障害者福祉施設津久井やまゆり園」にて発生した大量殺人事件。元施設職員の植松 聖が施設に侵入して所持していた刃物で入所者19人を刺殺し、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた。 (引用)
犯行に及んだのはこの施設の元職員である「植松聖(うえまつさとし)」事件当時は26歳。「障がい者なんかいなくなればいい。」このとんでもない理由により19名の命を奪い、26名に重軽傷を負わせました😔
<事件当時の私>
このニュースを知ったのは朝の情報番組、二次障がいの悪化に伴い自宅療養中。同時の私は歩くことは愚か立てない状態の中、足腰の激痛とも闘ってました。そんな中、現場の映像がテレビ📺に映し出されたのです。救急車や消防車、警察車両と言った緊急車両が次々と現場へ🚑🚑🚑🚑🚑🚒🚒🚒🚒🚒🚓🚓🚓あわただしく駆け回るたくさんの消防職員ならびに警察官。私には何が起こってるのか解らなく、テレビの音量を上げると、「相模原市障がい者施設に何者かが侵入し、刃物で施設の入所者を襲い、多数の負傷者が出てる模様🎤」と現場リポーターが繰り返してました。ようやく事の重大性を理解した私は、父が持って来てくれた朝食を食べながらも映像を見つめてました。刻々変化する情報に釘付けに。被害に遭われた入所者(職員を含む)の数は45名、そのうち、19名が死亡、26名が重軽傷を負う前代未聞の事件へと発展。被疑者はこの施設の元職員と聞いたときは驚愕しました。
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<現場の様子>
反応もなくベッドに横たわる入所者、大量の血だまり。19人が刺され死亡した事件現場となった津久井やまゆり園の居室内は血の臭いが漂っていた。パニックに陥る入所者や、震えて身動きが取れない人もいたという。(引用)
現場に駆け付けた消防職員や警察官もこの凄惨な光景にはさぞかし驚愕した事でしょう。騒然とした中でも必死の救命活動が行われました。
<私の思いは・・・>
私は、講演の時に必ずこの事件に触れます。被害に遭われた方々は何か悪い事をしたのですか❓なんにもしてませんよね。身体に障がいがあっても、毎日必死で生きてただけなのです。それにも関わらず「障がい者なんかいなくなればいい。」という歪んだ思想でこのような卑劣な犯行に及んだ植松を私は決して許しません❗身体に障がいがあっても、色んな才能を持って活躍されてる方々も数多くいます。子育てや家族のために毎日必死で働いてるパパやママもたくさんいます。大多数の方々は障がいがあるから不幸だとは思ってませんから☝️障がいがあっても幸せに暮らしてます。それに対して「障がいがあるからかわいそう。生きてても無駄。だっだら死ね。」なんてこんなバカげた事ありますか😤これをやったのが「植松」なのです。逮捕送検時の不適な笑み、裁判中に意味不明な言動、責任能力逃れとしか見えない数々の態度には怒りしかありません💢😠💢世界中の障がいの持つ方々やその家族、関わりのある方々全てを敵に回した植松にはそれ相応の「罰」で「罪」を償ってもらうしかないと私は思います。
<おわりに>
このような歪んだ思想が生まれる背景には、障がい者に対する正しい認識ができてないことにあると私は考えてます。障がい者に対する正しい知識を植え付け「誤解」や「偏見」をなくしていく必要があります。これからはもっと障がいを持つ者が公の場に立つ時代です。私も積極的に公の場に立って私自身の思いをぶつけて行きます。当事者たちが伝えないと何も伝わりませんし何も変わりません。誤解も偏見も差別もなくなりません。そしてあの植松にどっちが「いなくなればいい」かを理解させるためにこれからも私は「心のバリアフリー化」「ユニバーサルな環境」推進し、災害弱者が安全で安心して暮らせる「防災大国」を目指します。ちょっと熱くなりましたがこの事件に対しては皆さん思うことがあると思います。良かったらコメントお願いします。それではまた「次号」で。バイバイ👋
<追伸>
この事件により、ケガを負わされた方々も含め被害に遭わなかった入所者の方々も心に大きな傷を残し、本来住むべき場所を失いました。「津久井やまゆり園」の1日でも早い再建と入所者の方々が元の生活に戻れるように願うと同時に、亡くなわれた19名の方々のご冥福を心からお祈り致します。
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藤龍市消防本部初代消防長
消防司令長
消防クリエイター
伊藤龍一