tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第5号

藤龍消防便り🚒第5号🚑2021年2月2日👨‍🚒

引き続き今号でも「緊急走行」について語ります🚨🔉
ところで☝️皆さんは緊急車両の種類をいくつぐらいご存知でしょうか❓消防車🚒や救急車🚑パトカー🚓だけ❓いえいえ違います。緊急車両には「公共の車両」と「民間の車両」があります。ちょっと調べてみました🕵️👇
「公共の車両」警察、消防、救急車、皇宮警察の車両、自衛隊の警務車両、高速道路の道路管理車両、自治体の救援活動用車両 など
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「民間の車両」電力会社、ガス会社、鉄道会社、水道事業者、JAF等のレッカー車、電気通信事業者ドクターカー赤十字血液センターや製薬会社の搬送車両、日本放送協会の所有車両 など
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意外と多いのです・・・。私自身ちょっとびっくりしました😲皆さんが普段よく見かける車両やなかなかお目にかかれない激レアの車両、様々な「緊急車両」がいざという時に「緊急走行」で現場に向かいます🚨🔉前号でも再三お願いしたように、「自動車🚗」「自転車🚲」「歩行者🚶」すべての者は緊急走行中の緊急車両には道を譲る義務があります。但し☝️⚠️注意点があります⚠️道を譲る際には必ず周囲の安全や自分自身の安全を確認してからおこなってください。道を譲ろうとして事故を起こしたり、かえって進路の妨げになってはせっかくの「善意」が無駄になります。中には焦ってしまう方々もいますが、慌てずゆっくりおこなってください。改めまして「緊急走行」へのご理解とご協力をお願いします☺️さて、万が一、緊急走行中の緊急車両と事故をしてしまった場合はどうなるのでしょうか❓🤔過失割合から言いますと、緊急車両は「2」一般車両は「8」となります。もう少し詳しく説明すると、 一般的には、青信号の交差点に進入した際に緊急自動車と事故を起こした場合、過失割合は緊急自動車2割、一般車両8割となるといわれています。 見通しの良い交差点や緊急自動車が先に進入していた場合には、1:9や0:10とさらに過失割合が開くことになります。(引用)これは道路交通法第39条及び第40条に載っておりこの割合になるそうです(道路交通法第39条及び第40条の説明は省略させて頂きます😅)事故の原因の1つにラジオや音楽を聴いていてサイレン🔉が聞こえなかった、もしくはサイレンは聞こえてるにも関わらずどの方向から「緊急車両」が来てるのか分からず気付いた時には行動が間に合わなかったと言った具合にサイレン絡みの事案が少なからずあります。私が以前車を運転してた頃は、窓を少し開けてなるべくサイレンが聞こえやすいように走行してましたし、交差点では後続車がいない場合は進行方向が青信号🚥でも一旦停止をし、確認して徐行で進入、通過する事を心掛けてました。(信号のない交差点も同様におこなってました)私がしてた事は極端な例かもしれませんが、せめて窓を少し開けておく事をおすすめします。コロナ禍の換気にもなりますので一石二鳥だと思います☺️実際に事故を起こした場合、消防はどのような対応を取るのかを私の知ってる範囲でお話します。走行可能な場合、負傷者の有無を確認後、隊員を1人残し、そのまま現場に向かいます。残った隊員は相手の運転手の方と警察の到着を待ち事後処理をします。走行不可の場合、本部に事故の旨を連絡し別の車両(救急車の場合は救急車)を現場に向かわせます。隊員を含めて負傷者がいる場合はこちらにも救急要請をします。事後処理自体は一般の交通事故と同じように処理され、その後、過失割合に応じた修理代の請求と業務に支障をきたした損害賠償を保険業者を通じて相手側に請求します。(各本部により対応は若干異なります)数年前に地元の消防本部の救急車が接触事故を起こしましたが、相手側の運転手の方が聴覚障がい者だったという事案でした。おそらくサイレンが聞こえづらかったと推測できます・・・。私の友人にも聴覚障がいの方が何人かいます。もちろん、車を運転してる方もいます。健常者の方々でも、サイレンは聞こえてるのだけど方向が把握しづらく、気付くと近くにいてヒヤリとする事もありますよね。聴覚障がいの方々には尚更難しい事。このような問題を1つ1つ考えていくのが私の推進している「防災福祉」なのです。私には前から構想している提案があります。それはまた「次号」にお話します。いつも、たくさんの「いいね👍」やコメントありがとうございます。シェアもよろしくお願いいたします。毎回励みになります。では「今号」はここまで。「次号」は3日後あたりを予定してます。それではまたね☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一