tohryufd’s diary

消防クリエイターとしての奮闘記

藤龍消防便り第8号

藤龍消防便り🚒第8号🚑2021年2月24日👨‍🚒

前号に引き続き「消防ないないネタ(その2)」です。早速行ってみましょう🚒🚑
<出動準備>
消防の出動と言えば目にも止まらない勢いで防火衣や感染防止衣を着装し、これまた目にも止まらない勢いで消防車🚒や救急車🚑に飛び乗り、赤色灯🚨を付けサイレン🔉を鳴らして颯爽(さっそう)と出ていくみたいなイメージでしょうね。出動シーンは迫力がありカッコいいですよね。でも実際の出動準備と言うのは少し違います。安全第一ですから全力でダッシュ💨はしません。他の消防職員や装備などに誤って💥ぶつかったり💥でもしたら、大ケガになります。若手職員の中には駆け足をしますが、先輩たちに「危ないぞ☝️慌てなくていい☝️」と注意されます⚠️現に隊長やベテラン職員に至っては歩いてます。これには理由があり、自分たちが慌てて準備すると若手職員たちが焦ってしまい、忘れ物やケガをさせてしまうからと言う優しい配慮なのです。1秒でも早く現場へは事実ですが、慌ててしまう事によりアクシデンか起きてしまったら出動どころではありません。トイレに入ってる時に指令が来ても、済むまで待っててくれます。時々、ドラマなどのワンシーンで準備などでモタモタしてる新人を置いていくシーンとかがありますが、現実はそんな事は絶対にありません☝️私も消防署に訪れるようになり、何度が出動シーンを目の前で見させて頂いてるのですが、正直「こんなに遅いの😲」とは思ってますし、実際に敷地内で車両を見てた時に指令が来て、支障のない場所に急いで移動してたら、「伊藤さん、そんな慌てなくても大丈夫☝️」と隊長に声をかけられた事もあります。ドラマやテレビの密着番組、PR用の動画はある程度演出されてるのです☺️これが本当の「急がば回れ☝️」
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<防火衣>
皆さん☝️防火衣は「燃えないもの」だとは思ってませんよね❓防火衣は「燃えにくいもの」であり、燃えないものではありません。1000℃の中で約13秒は耐えられますが、逆に言えば「13秒」しか耐えられないのです☝️普通建物火災🏘️🔥でも1000℃越えます。🔥炎の中🔥に飛び込む消防士は絶対に居ませんし、飛び込もうすれば仲間が必死で止めます☝️時々、延焼してる建物に飛び込むシーンがドラマにはありますが、あんな事したら確実に死にます⚠️⚠️⚠️自殺行為に等しい⚠️⚠️⚠️防火衣は「魔法の服」ではありません☝️
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<救急車が搬送開始時>
ドラマを観てると救急車🚑が病院に向かう時、いきなりピーポーピーポーとサイレン🔉を鳴らしますが、あれも私から言わせるとすごく違和感があります😅動き始めはサイレンを鳴らさず静かに走り交差点や大通りに出る前からサイレンを鳴らします。消防関係者に色々聞きましたが、特に規定はないそうですが、傷病者や住民に対しての配慮で結論着きましたがね。病院🏥の敷地内に入ってもサイレンを鳴らしっぱなしは「ない☝️」です。入院患者もびっくりしますし、夜中に敷地内を大音量でサイレン鳴らして走ってたら、苦情が来ます☝️第一「非常識」です。ただし☝️交通量が多い道路では注意喚起のため、動き始める際にサイレンを鳴らす事はあるかもしれませんが、ほとんどの場合は静かに動き始めます。
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<結論>
映画やドラマには演出があります。あくまでも「演出」として楽しむ分なら全然ありです。私自身、これからもツッコミを入れながらも楽しんでいきます😁今回もご愛読頂きありがうございました。いいね👍やコメント毎回頂いております。大変励みになります。。では、また「次号」で。ごきげんよう☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

私の目標と夢その1

「私の目標」

消防従事者として、活動する事。残念ながら私は「消防士👨‍🚒」にはなれません。年齢制限もそうですが生まれつきの障がい(脳性小児麻痺)があります。それでも消防の仕事がしたかったのです。地元が航空自衛隊✈️のまちとして有名な岐阜県の「各務原市」人口約14万人の生命・財産を守っているのが「各務原市消防本部」。子供の頃からの憧れの「聖地」でした。40代を過ぎた頃から身体的機能がみるみるうち落ちていきました。「死」も意識するようになります。ここで私は開き直り「この先短いのであれば好きな事をしていく☝️」そう決め、当時の各務原市消防長宛に消防への想いを綴ったメール✉️を本部に送りました。翌日、消防長より「見学にお越しください」とお返事を頂き、本部と併設する「西部方面消防署」に見学に行きました。そこで消防長、当直隊長、指揮副隊長の案内で消防車両を1台1台ゆっくりと見せて頂き記念撮影まで。
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長年の「片思い」が実ったようでとても嬉しかったです🍀😌🍀それからも車両が更新される毎に見学させて頂き、憧れの存在だった消防士さんたちともふれあいを持てるようになります。
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消防クリエイター誕生へ

元々小さい頃からレゴブロックを使い消防車🚒や救急車🚑を作る事が得意でした。そして私は大作に着手しはじめます。何度か消防署に足を運び、隅から隅まで車両を見せて頂きイメージを膨らませ組み立てて矛盾点が見つかれば改良をしていく。その繰り返しを1年半ぐらい続けてようやく「龍神前特別分署」を完成させます。
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完成直後、私の症状が悪化し、長い長い闘病生活に😢

つづく

藤龍消防便り第7号

藤龍消防便り🚒第7号🚑2021年2月17日👨‍🚒

皆さんは映画やドラマを観てて思わず「オイッ✋💥」とツッコミを入れたくなる事はありませんか❓私はしょっちゅうです😅職業柄から「消防」を題材した映画やドラマ、消防が出てくるワンシーンにも「オイッ✋💥違うだろ😅」とか「ないない😅」とついついツッコミを入れてしまいます。今号では、私が観てきた映画やドラマの中であったシーンを語ります。題して「消防ないないネタ」です。では、早速行ってみましょう🚒🚑
<映画「BD」において>
消防の映画の代表作「BD」。アメリカのシカゴを舞台に消防士だった父親の後を受け継いだ兄弟の消防士が対立しながらも、お互いに認め合い仲間の消防士達と活躍してく姿が描かれてます。最後には兄は仲間とともに殉職してしまいます。残された弟は父や兄の意志を受け継ぎ消防士を続けて行く感動作です。そんな「BD」にはツッコミどころが数多くあります。私の偏見もありますがいくつか語ります。
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[火災現場においての屋内での消火活動シーン]
このシーンには無理があります☝️兄消防士の格好に注目👀防火衣上部をまとってるだけで前部は開いたまま(だらしない😅)。炎に対しての防御が全くと言っていいほど出来てません。兄も兄なら仲間の消防士たちです。防火衣の着装はしっかりしてるものの「空気呼吸器」身に付けてない消防士が多いというかほとんど装備してません😅酸素ボンベを背負い酸素マスク付けていれば役者の顔が見えづらくなるのは解りますがこれは「消防士」の映画です☝️一酸化炭素中毒にもなる可能性が高いし、熱気を吸い込めば気道をやけどする事もあります。それらを防ぐために、屋内侵入時には「空気呼吸器」を装備するのです☝️
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[残火処理のシーン]
アメリカの消防士って残火処理中にタバコ🚬を吸ったり、現場に唾を吐くのでしょうかね🤔日本では考えられないシーンです。
[消防車の上での濃厚なラブシーン]
弟消防士が恋人と消防車の上で生まれたままの姿となり営み中に出動ベルがなり、ふたりを乗せたまま現場に向かうシーン。アメリカの映画にありがちの濃厚なラブシーン。こんな事を日本でしたら厳罰。下手をすれば公然ワイセツ罪で逮捕されます。だいたい神聖な消防車の上で何を考えてるのですか💢😠💢
私もこの映画は何度も観返してます。DVDも持ってるぐらい大好きな作品。あくまでも「演出」として観るならこれからも楽しんで行きます。
<ドラマ(再現ドラマ)において>
ドラマのワンシーンに火災現場や消火活動をする消防士の姿が映し出される事が度々あります。ツッコミの宝庫です😅
[車両や装備の時代設定]
思わず「いつの時代や✋💥」と言うぐらい、車両や防火衣など、何十年前のを撮影🎬で使用してるドラマが多い。特に再現ドラマによくありがち。予算の都合上もあるかとは思いますが、なるべくその時代背景に合わせたものを使用して欲しいと常日頃から思ってます😅
[海外なのに・・・]
設定が海外なのにも関わらず、日本の消防車や日本の防火衣などを使ってる再現ドラマが多くはありせんでしょうか🤔外国人の役者が日本の消防車に乗り、日本の防火衣を着装してる姿にはかなり違和感があるのは私だけでしょうか🤔これも「どこの国や✋💥」とツッコミまくりです。
警察はわりとしっかりしてるのに消防はどことなく適当でいい加減😅この体質を変えて行くのも消防クリエイターの私の使命だと思っています。
<次号へ>
まだまだツッコミどころがありますので引き続き次号も「消防ないないネタ」を語ります。今号も、ご愛読頂きありがとうございました。いつものように「いいね👍」や「コメント」をお待ちしてます☺️毎回励みになります。。シェアもお願いしますね☺️皆さん、また「次号」で。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

藤龍消防便り第6号

藤龍消防便り🚒第6号🚑2021年2月5日👨‍🚒

前号で「私には前から構想している提案があります☝️」と言っておいて先延ばしにした理由は、ズバリ☝️「また長くなる」からです😅ほとんどの皆さんは最後までしっかり読んで頂いてるとは思います。中には「長い😲」と途中で読むのを止めたり、流し読みをされる方々もいらっしゃるかと思います。私の趣旨を伝えるために「今号」は短めにまとめますので、最後までお付き合いのほどを☺️前号では緊急走行中の事故について語りました。事故の原因として「サイレン🔉」が聞こえづらかったり、聞こえてるのだけど方向が把握しづらいと言う事を指摘しました。聴覚障がい者の方も運転はします。実際に聴覚障がい者の方と緊急車両の事故事案もあります。(⚠️事故自体はまれなケースであり、聴覚障がい者への偏見につながる誤解はやめてください⚠️)このような事は聴覚障がい者であろうが健常者であろうが関係ありません。では、このような事故をなくすにはどうすればいいか🤔考えた結果浮かんだのが「カーナビ」や「スマホ」を使って音声(バイブレーションを含む)や画面で緊急車両が接近してるのを伝えるシステムです。方法は、緊急走行中の緊急車両から電波(信号)を送信し、カーナビやスマホで受信します。音声(バイブレーション)と同時に位置や接近中を画面に表示する。私が公私でお世話になってる自動車関係の方に伝えると「技術的には可能」と言ってました。警察車両🚓は捜査上支障がある場合は電波(信号)の送信を切ればいいのです☝️
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私の提案はあくまでも素人考え。実現化するにはGPS等様々な問題があるとは思います。でも☝️提案してみる価値はあります☺️皆さんはどう思われますか❓コメントをお願いします。コメントに対してのご返事は必ずさせて頂きます。最後に余談なのですが、配信日である2月5日は私の亡き母の誕生日💐生きていれば69。歌が上手くてカラオケ大会🎤🎶で優勝をしたり、新舞踊👘を習い、舞台などで躍りを披露したり、明るくて花🌺が大好きな母でした。今は天国で歌や躍りをして楽しく暮らしてる事でしょう。私の手の訓練にと玩具のブロックを買い与えてくれたのがきっかけで、消防車🚒や救急車🚑を作り始めたわけです。名実通り「消防クリエイター伊藤龍一」の母。長年に渡る闘病生活に対しても諦めずに最後の最後まで闘ってきた母。その息子が「私」です。私も諦めずに最後の最後まで消防人生を全うします。「お母さん☺️生んでくれてありがとう☺️」この言葉を母に贈り、「今号」を締めくくります。いつもご愛読ありがとうございます☺️それではまたね☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

藤龍消防便り第5号

藤龍消防便り🚒第5号🚑2021年2月2日👨‍🚒

引き続き今号でも「緊急走行」について語ります🚨🔉
ところで☝️皆さんは緊急車両の種類をいくつぐらいご存知でしょうか❓消防車🚒や救急車🚑パトカー🚓だけ❓いえいえ違います。緊急車両には「公共の車両」と「民間の車両」があります。ちょっと調べてみました🕵️👇
「公共の車両」警察、消防、救急車、皇宮警察の車両、自衛隊の警務車両、高速道路の道路管理車両、自治体の救援活動用車両 など
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「民間の車両」電力会社、ガス会社、鉄道会社、水道事業者、JAF等のレッカー車、電気通信事業者ドクターカー赤十字血液センターや製薬会社の搬送車両、日本放送協会の所有車両 など
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意外と多いのです・・・。私自身ちょっとびっくりしました😲皆さんが普段よく見かける車両やなかなかお目にかかれない激レアの車両、様々な「緊急車両」がいざという時に「緊急走行」で現場に向かいます🚨🔉前号でも再三お願いしたように、「自動車🚗」「自転車🚲」「歩行者🚶」すべての者は緊急走行中の緊急車両には道を譲る義務があります。但し☝️⚠️注意点があります⚠️道を譲る際には必ず周囲の安全や自分自身の安全を確認してからおこなってください。道を譲ろうとして事故を起こしたり、かえって進路の妨げになってはせっかくの「善意」が無駄になります。中には焦ってしまう方々もいますが、慌てずゆっくりおこなってください。改めまして「緊急走行」へのご理解とご協力をお願いします☺️さて、万が一、緊急走行中の緊急車両と事故をしてしまった場合はどうなるのでしょうか❓🤔過失割合から言いますと、緊急車両は「2」一般車両は「8」となります。もう少し詳しく説明すると、 一般的には、青信号の交差点に進入した際に緊急自動車と事故を起こした場合、過失割合は緊急自動車2割、一般車両8割となるといわれています。 見通しの良い交差点や緊急自動車が先に進入していた場合には、1:9や0:10とさらに過失割合が開くことになります。(引用)これは道路交通法第39条及び第40条に載っておりこの割合になるそうです(道路交通法第39条及び第40条の説明は省略させて頂きます😅)事故の原因の1つにラジオや音楽を聴いていてサイレン🔉が聞こえなかった、もしくはサイレンは聞こえてるにも関わらずどの方向から「緊急車両」が来てるのか分からず気付いた時には行動が間に合わなかったと言った具合にサイレン絡みの事案が少なからずあります。私が以前車を運転してた頃は、窓を少し開けてなるべくサイレンが聞こえやすいように走行してましたし、交差点では後続車がいない場合は進行方向が青信号🚥でも一旦停止をし、確認して徐行で進入、通過する事を心掛けてました。(信号のない交差点も同様におこなってました)私がしてた事は極端な例かもしれませんが、せめて窓を少し開けておく事をおすすめします。コロナ禍の換気にもなりますので一石二鳥だと思います☺️実際に事故を起こした場合、消防はどのような対応を取るのかを私の知ってる範囲でお話します。走行可能な場合、負傷者の有無を確認後、隊員を1人残し、そのまま現場に向かいます。残った隊員は相手の運転手の方と警察の到着を待ち事後処理をします。走行不可の場合、本部に事故の旨を連絡し別の車両(救急車の場合は救急車)を現場に向かわせます。隊員を含めて負傷者がいる場合はこちらにも救急要請をします。事後処理自体は一般の交通事故と同じように処理され、その後、過失割合に応じた修理代の請求と業務に支障をきたした損害賠償を保険業者を通じて相手側に請求します。(各本部により対応は若干異なります)数年前に地元の消防本部の救急車が接触事故を起こしましたが、相手側の運転手の方が聴覚障がい者だったという事案でした。おそらくサイレンが聞こえづらかったと推測できます・・・。私の友人にも聴覚障がいの方が何人かいます。もちろん、車を運転してる方もいます。健常者の方々でも、サイレンは聞こえてるのだけど方向が把握しづらく、気付くと近くにいてヒヤリとする事もありますよね。聴覚障がいの方々には尚更難しい事。このような問題を1つ1つ考えていくのが私の推進している「防災福祉」なのです。私には前から構想している提案があります。それはまた「次号」にお話します。いつも、たくさんの「いいね👍」やコメントありがとうございます。シェアもよろしくお願いいたします。毎回励みになります。では「今号」はここまで。「次号」は3日後あたりを予定してます。それではまたね☺️バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

藤龍消防便り第4号

藤龍消防便り🚒第4号🚑2021年1月22日👨‍🚒

市民が助けを求めてる時、消防車🚒や救急車🚑は赤色灯🚨を付けサイレン🔉を鳴らして現場に向かいます。これを「緊急走行」と言います。皆さんも見かける事がありますよね。そこで今号では「緊急走行」について語ります。 緊急自動車には法令上の特例規定があります。道路交通法第39条および同法施行令第14条の規定により、緊急自動車は火災現場へ行ったり、病院に搬送するなど緊急用務を遂行するために赤色の警告灯をつけ、サイレンを鳴らして「運転中」であることが要件とされています。しかしこれは安全運転義務が免除されているわけではありません。(一部引用)緊急走行中の法廷速度をご存知でしょうか❓一般道なら時速80キロ、高速道路なら時速100キロと定められてます。シートベルトの着用も免除されてます。これらはあくまでも法律上であり、実際に緊急走行を行う場合は一般の法廷速度内(むしろ一般車両より遅いぐらい)で走行しますし、走行中もシートベルトは着用してます。但し、傷病者(怪我人や急病人)を搬送中は後部側に乗ってる隊員(救急救命士を含む)は観察や救命処置のため、着用できません。また、赤信号の交差点に進入時、手前で一旦停止をし、安全確認後、徐行で進入、通過します。踏切や一時停止場所ではちゃんと一時停止はしますし、踏切の警報器が鳴ってる場合や遮断機が降りてる場所は列車の通過まで待ちます。待機中はサイレンは消します。それにいくら赤色灯を付けサイレンを鳴らしても歩道を走ることはできません。これが前述した「 しかしこれは安全運転義務が免除されているわけではありません 」という意味なのです。緊急走行は「大名行列」や「黄門さまの印籠」ではありません😅そのため、緊急自動車の運転者(消防では機関員という)は必ず講習を受けます。一般車両との事故には細心の注意を払い走行をするため、通常走行とは比較にならないぐらいのストレスになります。それを踏まえて皆さんにお願いかあります。 道路交通法第40条 「緊急自動車の優先」及び第41条の2「消防用車両の優先」により、車は緊急自動車が来たら交差点を避けて一時停止し、緊急自動車を優先することが義務付けられています。(一部引用)これにより全ての車両(自転車も含む)、歩行者は緊急走行中の緊急自動車に道を譲らなくてはなりません。特に自転車や歩行者の方々に理解して頂きたいのは、自転車🚲も車両です。交通ルールを守るのは当然ですが、緊急自動車にも道を譲らなくてはなりません。そして、歩行者の方々の中にはおそらく「歩行者優先」の趣旨を誤って認識されてるのではないでしょうか❓🤔確かに道路交通法第38条には横断歩道に近づく場合、車両(自転車を含む)は、横断しようとする歩行者がないことが明らかな場合を除き、横断歩道の直前(停止線がある場合は停止線の直前)で停止することができるような速度で進行しなければいけません。(一部引用)と定められています。但し☝️法律には必ず例外が付くのです。 歩行者の場合も緊急自動車が交差点に接近したら進路を譲るのは、マナーではなく法律上でも義務と言える。(一部引用)と記述されてるのです☝️
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これは法律以前の事☝️モラルやマナーです☝️もし、自分の家が火事になってる時や、大切な家族が怪我や急病で苦しんでて、消防車🚒や救急車🚑の到着を待ってる時に、道を譲らない車や自転車、歩行者を見たらどう思います❓怒りや悲しい気持ちになるでしょう。感情的になり、怒り狂う人💢😠💢、泣き喚く😭😭😭人もいるでしょう。もう一度よく自分の胸に手を当てて考えてみてください。車や自転車を運転される方々や歩行者の方々、緊急走行をしてる消防車🚒救急車🚑等の緊急自動車に対しては道を譲るようにお願いします。もう1つ☝️路上等の違法駐車にしないようにお願いします。心ない違法駐車が原因で、現場到着が遅れ、被害が拡大してしまったり、助かる命も失ってしまった事案は過去にも数え切れないほどあります。
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これは皆さん1人1人の意識です。どうか、皆さん、緊急走行の対してのご理解とご協力を重ね重ねお願いします。次号でももう少し緊急走行について語ります。いつもご愛読頂き誠にありがとうございます「いいね👍」やコメント、シェアをして頂き大変励みになっております。。皆さんのご期待に添えるようにこれからも精進して行きます。これからもよろしくお願いいたします☺️では、次号で。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一

藤龍消防便り第3号

藤龍消防便り🚒第3号🚑2021年1月17日配信👨‍🚒

あれから26年・・・皆さんはあの日あの時、何処で何をされてましたか❓1995年(平成7年)1月17日、午前5時46分、兵庫県南部を中心にマグニチュード7・3、最大震度7地震が襲った。私は同時23歳。某中小企業のスプリング製造会社で働いてました。そろそろ起きようとしてた時、強い揺れを感じ、咄嗟に頭から布団を被り、防御体制を取りました。普段から運転中は常にラジオを聴いてた私、会社に向かう道中、ずっとラジオで情報を入手。刻々と状況が伝えられる中、事の重大性を痛感。この日は会社をズル休みし、コンビニで飲み物等を買い、いつもの時間潰しの場所でラジオをずっと聴いてました。当時はインターネットも今ほど普及してません(少なくとも私は使い方すらも知りません)でしたから、リアルタイムの情報源はテレビかラジオでした。今だから言える話なのですが、当時の私は仕事への意欲が薄れて、よくズル休みをしてました💧今となっては笑い話になってますが、苦悩の時代がありました。全ての事にやる気がなかったのです。あるのは消防への情熱だけでした。家に帰り、テレビから流れる映像に言葉を失いました😨夜遅くまでテレビに釘付け。これがあの日の私の1日です。次の日もコンビニで新聞と飲み物等を買い、ズル休み体制に・・・本当に当時の会社の上司には度々ご迷惑をお掛けしました。反省はしてますが後悔はしてません。やはり自分は「消防人」だと再認識しました。とはいえ当時の私には何も出来ません。出来る事と言えば、大規模災害特殊消防車両を自分なりに考えてレゴブロックで形にする事。夜遅くまで組み立ててる、昼間は眠くなるからズル休みして寝てる、悪循環を繰り返してるような「ダメ人間」でした。でも、あの頃の苦い経験があるからこその今の私があると思います(何事もポジティブ思考)☺️ この災害による人的被害は、死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名という戦後最悪の極めて深刻な被害をもたらした(消防庁調べ、平成17年12月22日現在。)。 施設関係等被害の概要について、住家については、全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟にものぼった。(一部引用)私が尊敬して目標としている地元消防本部の元隊長も援助隊として現地に行きました。あまり多くを語らないところを見ると凄惨な現場だったと察してます。亡くなわれた方々のご冥福をお祈り致します・・・この地震を機に発足したのが東京消防庁ハイパーレスキュー(特別救助機動部隊)、このハイパーレスキューは国内外で発生する大規模災害に対応する救助のエキスパート。独自の特殊車両や資機材(資器材)を配備、平常時は通常の救助事案に対応、大規模災害発生時には、速やかに現地に向かい活動をします。後に発生する新潟県中越地震東日本大震災、記憶に新しいところでは熊本地震等でも活動してる事は皆さんもご存知でしょう。
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またクイックアタッカー(消防活動二輪車)もこの地震を機に開発されました。オフロードタイプをベースとして、 平常時は、消防活動二輪車二台と水槽付ポンプ車が連携して活動し、二輪車は、その機動性を活かして高速道路や山間部などの火災及び救助・救急現場にいち早く先行し積載してある可搬式消火器具(インパルス銃)や救助・救急資器材を活用し、初期消火、救助・救急活動などを行うものです。(一部引用)親交がある地元消防本部の元消防長の趣味がバイク。さぞかしこのクイックアタッカーには興味があった事でしょう😁
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この震災以前はホースの連結金具が各消防本部で規格が異なってたため、各地から援助隊で集まった消防車のホースが互いに連結出来なかった事から、これを教訓とし、ホースの連結金具の規格が全国統一されました。「ボランティア活動」が定着したのもこの地震がきっかけです。私は数年後、友人達と一緒にルミナリエを見に神戸を訪れてます。数年前、この場所が壊滅的になったとは信じられないぐらい、街並みはキレイになってました。この短期間でよくここまで復興したもんだ。
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改めて「日本人の底力」を感じました。ルミナリエはとても綺麗でした。以上・・・で終わらないのが「藤龍消防便り」。もう少し深く迫ります。確かに表面上は見事な「復興」を果たしました。しかし、26年経った今でも住む家のない方々、身体的や精神的な後遺症に苦しんでる方々がまだまだいます。被災者の高齢化も進んでいます。避難所生活もそうですが、災害弱者と呼ばれる方々(障がい者、高齢者、妊婦を含めた女性、小児)に対する配慮がまだまだ遅れてます。「福祉避難所」については追々語っていきます。まだまだ私自身勉強不足で多くを語る資格はありません。今後自分の脚👣や眼👀で取材をしていくので改めて「特集」という形で語ります。地震を含め災害は時と場所を選びません。この30年の間に発生する確率が極めて高いと言われてる「東海地震」「南海地震」はコロナ禍が終息してない「今」「この時」に起こるかもしれません。心構えは必要です。まずは自分の身は自分で守ってください。障がいがあり守る事が難しい方々は周りにいる方々が自分の身と一緒に守ってあげてください。最低限(3日分の食料、飲料)の備えをして置いてください。消防は平常時に対応できる能力しかありません。消防職員も被災者なのです。ほとんどの職員が自分の親しい方々(家族、親戚、友人、同僚、恋人)の安否も分からない不安のなか、任務を遂行してます。そして、消防力には限界があります。自分の身は自分で守る「自助」、周りの人々がお互いに助け合う「共助」があって、行政機関が行う「公助」が成り立ちます。「備えすぎ」はありません。今一度、身の回りの備えの確認をお願いします。皆さん1人1人の備えが「減災」につながります。「災害は忘れた頃にやってくる」今回も長くなりました。次号よりもう少し短くまとめるように努力します。いつものように「いいね👍」やコメント、シェアをして頂ければ励みになります。。では、皆さん、またね。バイバイ👋

藤龍市消防本部初代消防長
消防クリエイター
伊藤龍一